転職回数が増えてくると、面接で突っ込まれるんじゃないかと不安になりますよね。
ポジティブな理由ならまだしも、毎回ネガティブな理由だと、『なんて答えよう…』と思ってしまいます。
そんな不安を跳ね除けて、安心して転職活動に臨めるよう、転職を6回した私がどんな理由で辞めて、転職活動でどのような伝え方をしたかについてのお話です。
契約満了で転職ということもあったので、数回分のピックアップです。
薬局→病院への転職理由
これは1番始めに転職したときの話です。
新卒で入社した会社は、ドラッグストアでした。
当時は同期でもドラッグストアに就職する人は少数派で、併設店もまだ広がっていない状況。
ではなんでその会社を選んだのか?
それは、ドラッグストア(OTC)と調剤薬局専門店を両方経験できるからでした。
その頃、併設店はチラホラ見かけてはいたのですが、どこもあんまり処方箋が来てなさそう…。
新人なのに、1日数枚しか処方箋が来ないと勉強にならないし。
それなら大手の調剤薬局に行けば?と思うかもしれませんが。
なんとなーく、それも違う気がして。
OTCって自分で薬を選んであげられるし、楽しそうじゃん!?って思ったんです。
でも、何年も経験するほどの仕事ではなさそうだし、早い段階で調剤も経験しておきたい。
というわけで、最初の1年OTC専門店で働き、その後調剤薬局へ異動できるこの会社を選んだのでした。
結果的に、ドラッグストアへの就職がメジャーになった今、OTCを若いうちに経験していたことはいい選択でした。
1年目は予定通り、OTC専門店での勤務。
なぜか社員が私しかいない店で(店長もパート)、薬剤師業務以外の仕事ばかり。
不満はたくさんありましたが、初めての社会人生活として勉強になったこともたくさんあったので、異動になるまではそのまま勤務していました。
そして、翌年調剤専門の店舗へ異動。
調剤薬局へ行けば、薬剤師としてたくさん勉強できるだろうと思っていたのですが。
ここで自分の思っていたことと、大きなギャップがありました。
ここの薬局はDrひとりの個人病院で、内科、小児科を扱っているものの、処方がめっちゃ単調。
最初の数ヶ月は初めてのことだらけで、覚えるのに必死だったのですが、慣れてくると疑問が生じるようになりました。
『若いこの時期に、もっと勉強することがあるんじゃないか…?』
こう思い始めたら、この会社で続ける気持ちは全くなくなり、異動後1年で転職することになりました。
この時は、理由はまさにそのまんま伝えました。
辞める会社には、『個人病院の門前薬局が多く、他の店舗に異動しても状況は変わらない。もっと勉強したい。』
転職先の面接では、『幅広く学べる環境で、薬剤師として一から学びたい。』
と伝えました。
辞める時は少し説得はされましたが、この理由ではそこまで引き止められることもなかったです。
そして、転職先の病院は、ほぼ新卒入職の薬剤師ばかりという環境でしたが、薬剤師1年目という気持ちで入職したいという意志が伝わり、めでたく採用されました。
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病院→薬局への転職理由
『薬剤師として一から勉強したい!』という熱い希望を持って就職した病院でしたが、やっぱりいろいろありますよね(笑)
薬局では経験できなかった注射、点滴の調剤、病棟活動、委員会活動など薬剤師としての幅が広がったのは事実です。
院長や薬局長が、『薬剤師業務に力を入れたい』という考えで、実際病床数に対しての薬剤師の人数も多く、たくさんの業務を経験させてもらえました。
そうなんです。仕事は面白くて、やりがいがあったんです。
では、なんで次の転職を考えたか?
それはズバリ、『人間関係』です(笑)
どこの職場でも、人間関係の揉め事は多少あるとは思いますが、ここは一番ひどかったです。
この病院の薬局は外来調剤を全くせず、すべて業務は入院患者さんのもの。
つまり、薬局内に患者さんの目が入ることはなく、完全に閉ざされた空間。
パワハラやりたい放題です。
わざと新人をミスする方向に持って行って、みんなの前で呼び出され、怒られる。
先輩に気に入られなければ、仕事も教えてもらえない。
薬局長はいい人でしたが、歳はたかだか数個上というくらいの先輩数名が、薬局内をコントロールしていて、みんなその人たちに嫌われないよう必死な職場でした。
働いて2年くらいでもう限界と思い、薬局長に退職を伝えたんですが、この時は本当のことを伝えられず、『そんなの甘いよ』的な感じで断られました。
薬局長は実務をほとんどしないので、薬局内の人間関係を全く知らなかったんですよね。
そこで、一通りの仕事が経験できる3年まで頑張ろうと思い、そこでまた退職を申し出ました。
この時も、『アイツが嫌なんで〜』みたいなことはさすがに言えず(笑)
ひたすら、そんな熱い思いもなかったけど『調剤薬局に戻りたい』アピールをし、病院じゃダメなのよという説得をして、何とか辞めることができました。
退職の時は、薬局長に『もっと長く頑張って欲しかった』と言われましたが、この時は他にも退職者が続いていて。
私が辞めた直後に、なんと別の薬剤師の親が乗り込んでくる事態が発生。
その年に新卒入社した薬剤師の親でした。
ここで、薬局長や病院にパワハラが発覚。
問題の人は、別病院に飛ばされることになり、薬局長からは、『申し訳なかった』とのお手紙をもらいました。
今では退職を強く引き止められることは少ないと思いますし、心が病む前にさっさと辞めた方がいいですよ(笑)
\ 相談だけでも大丈夫! /
薬局→薬局への転職理由
そんなわけで、無事病院を退職。
仕事は薬局より病院の方が面白く、『また調剤薬局に戻るのか〜』という気持ちもありました。
別の病院を見学にも行きましたが、療養型だったため、『若い人が来るような職場じゃないよ』と言われ。
閉鎖的な病院の人間関係に不安もあったので、自転車で通勤できる、近くの調剤薬局に適当に決めてしまいました。
ここでの面接は、行った時から採用が決まってたような感じで(笑)
以前の退職理由は全く聞かれませんでした。
これは結構あると思うんですが、調剤薬局は本当に人手不足の会社も多く、よほどの人が来なければ断らないというところも多いんですよね。
特に正社員薬剤師はどこも欲しいので、ありきたりな理由で全然問題ないです。
パートで断られるのは、あなた自身に問題があるということはほとんどなくて、勤務時間、曜日等がネックになっているんだと思います。
この後も薬局→薬局へ数回転職していますが、『なんで前の会社を辞めたんですか?』としつこく聞かれるようなことはなかったです。
私はこのあたりで結婚、出産があったんですが、本当の理由は何であれ『ライフスタイルの変化』という理由は使いやすいですね(笑)
辞めたい時はさっさと辞めてしまおう
給料、人間関係、立地など、すべてにおいて満足という職場はほぼないと思います。
はじめから100%の理想を抱かない方が、働いてからのギャップも少ないです。
ですが、『この先ここで長く続けていくのは難しいな』と思ったら、今後転職するのは時間の問題。
そうであれば、さっさと転職活動を始めてしまった方がいいです。
次の職場も新たな不満が出るかもしれないですしね(笑)
次にできるだけいい職場を見つけるためにも、登録だけはしてアンテナを張っておいた方がいいですよ!
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