大学時代は『薬剤師』の資格を取るのに無我夢中。そして、頑張って資格さえ取れば、この先は安泰!と思っていたあの頃。
そして、資格を取ったのはいいものの、ママになって感じる『これじゃない感』。
なんでこんなことになってしまうんでしょう?
もっと人生をハッピーにする、ママ薬剤師について考えます!
薬剤師になったら人生安泰?
薬学部に通った人なら、みんな口を揃えると思いますが、大学の勉強って本当に大変でしたよね。
日本の大学といえば、バイト三昧、サークル三昧、いつ勉強しているの?って印象も受けます。
そんな中でも、頑張って資格を取ったのは、将来が安定する資格だと思ったから。
そんな人、多くないですか?
もちろん、化学や薬学、医療に興味があって…という背景もあると思いますが、それでも価値のない資格だったら、そこまで頑張って取る人は少ないでしょう。
で、その後、安泰した人生を送っているか?って話。
実際職場でも、薬剤師になって数年で疲弊しちゃっている若い方たちを見るんですよね。
大変な大学生活を送ってきたのに、就職してからもっと大変そうな。
私は、この方たちより上の年代ですが、『そんなに大変な思いをして働く必要はないよ』って思うんです。
いったいいつになったら楽になるんだろうねえ?
薬剤師の何が不満と感じるか?
大学卒業後〜子育て世代の薬剤師は、本当に疲弊していたり、多くの不満を抱えています。
どんなことに疲弊したり、不満を抱えているかというと、
- 給料が思っていたほど良くない
- 残業が多すぎる
- 職場の人間関係が悪すぎ
- 子育て中でも働ける求人が少ない
- 連休が取りにくい
- 思い描いていた医療業界と違った
こんなところでしょうか。
一番の不満は、労働時間に対する収入でしょう。
理想では仕事のやりがいなんて言っていても、そういうものは後からついてくるもので、現実では『お金』が1番やる気につながります。
お金をたくさんもらえる→生活が豊かになる→仕事のやる気がでる→大変なことでも頑張れる
この流れであれば、少々大変なことでも続けられるのですが、実際はお金がついてこない職場が多いんですよね。
薬剤師的に言えば、効果が感じられず、副作用ばかりの薬といったイメージ?
私も大学卒業後〜子供の小さい時期は、仕事での経験、知識不足、子供絡みで迷惑をかけること…などで負い目があり、とにかく『我慢するしかない』と思っていました。
それと、薬剤師業界あるあるだと思うんですが、とにかく面倒くさい先輩、上司が多いこと。
これには、とっても疲弊していました。
薬剤師は、几帳面な性格が向いている職業だと思いますが、『こうでなければいけない!』にこだわる人が多いこと。
もちろん、リスク管理のための内規が職場によってあると思いますが、『印鑑をまっすぐ押さなければいけない』とか、『経験が○年経つまで、この仕事はやってはいけない』とか。
変なことにこだわっている人たちが、結局自分の首を絞め、職場環境を悪くするんですよね。
毎日押しまくる印鑑が曲がっていて、何に影響があるのか?
職場の数名しかできない仕事を作る必要があるのか?
新人ひとりに経験させるのではなく、指導者がついて色々なことを経験させることに、なんのデメリットがあるのか?
絶対的な立場の人の意見を聞かないと、何もしてはいけないのか?
結局、若手が育たない、権限を与えられない、ベテランの仕事が減らないという悪循環。
これ、本当にストレスが溜まります。
そして患者さん側に目を向ければ、クレーマーのなんと多いこと。
病院で働けば、医師や看護師から低い立場で見られ、『何がチーム医療だ!』とバカバカしくなってしまいます。
とにかく、若いからといって、なんでも我慢しなければいけないものではないのです。
職場のグチや悩みは、誰にも言えずモヤモヤすることも多いと思います。
『えっ?』と思うかもしれませんが、こんな時はココナラの電話相談がとても便利。
評価件数を見ても分かる通り、話し相手、グチ聞きで利用している人ってとても多いです。
私も実際人に話すことで、自分のモヤモヤが解消されて、冷静に今後を考えることができました。
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薬剤師の不満を解消するにはどうしたらいいの?
我慢が必要ないからといって、なんでも自分勝手にわがままを通せるわけではありませんよね。
でも、自分の捉え方一つで、自分の人生をより楽に、より楽しくすることはできるんです。
こんな話だと、『なんだ、自己啓発本みたいな流れ?』となりそうですが(笑)
そんなつもりはなく、自分の考え方を少しだけ変えてみるという話です。
実際考え方を変えてみてよかったことを紹介するよ!
転職していいことはない!の考えをやめた
私は結構行動は早いというか、思い立ったらすぐに始めたくなってしまう方なのですが、それでも子育て中の転職は悩みました。
それまで働いていたところが、人間関係がとても良く、急な子供の体調不良も受け入れてもらえ、シフトも柔軟に対応してもらえる職場だったから。
でも唯一の悩みは給料。
時給もそこそこなのと、お昼休みがありあまり長く働けない。
転職したら、また一からの人間関係で、『子供のことなどで迷惑をかけるのも言いにくいなあ』というのがネックでした。
かなり悩みましたが、給料だけを考え転職。
あとはどうにかなるだろうと勢いで転職してしまいましたが、結果は成功!
とりあえず行動してみて本当によかったです。
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正社員にこだわるのをやめた!
これは結婚、出産で仕方なくというパターンもありますが、私は正社員でずっと働いてきた独身時代に、正社員を辞めて派遣薬剤師をしたことがあります。
特に親世代など、『正社員でなければ…』にこだわる人は多いですが、今はフリーランスという働き方もある時代。
どちらもメリット、デメリットはありますが、正社員へのこだわりを捨てることで、新たな発見が得られる場合も多いです。
特に薬剤師のメリットを大きく活かせるのは、派遣薬剤師。
薬局薬剤師として仕事内容は変わらないのに、派遣で1年間働けば、正社員の年収を超えることができます。
契約期間があるので、仕事が無くなってしまうリスクもありますが、薬剤師飽和時代が来るとずーっと昔から言われているのに、実際は人手不足の現場ばかり。
働く場所にこだわらなければ、数ヶ月は地方派遣、帰ってきたら自宅から通えるところ、と色々なパターンも考えられます。
子育て中で条件の良い職場が見つからない時も、派遣はフルタイムだけではないので、単発を探したり、1ヶ月限定で一時保育だけで乗り切れないか?、パパの休みの日だけ働けないか?など今まで考えたこともなかったパターンを検討するのがオススメ。
派遣の経験は、今後の転職にも役立つので、やって損はないよ!
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職場の嫌いな人のことを考えるのをやめた!
上にも書きましたが、薬剤師の世界、面倒くさい人多いですよね〜(笑)
女性が多いからか、揉めている職場も多いです。
自分の仕事に自信がない頃は、『あの人に嫌われないように』とか、『少しでも気に入られるように』なんて考えたこともありましたが、結論は『人のことはどうでもいい!』(笑)
とにかく、自分がいかに楽しく働けるかを考える方がいいです。
離れて楽になるなら転職する、今の職場に長くいたいなら、接点を減らす、逆に食わず嫌いしないで自分から話しかけてみるなど。
嫌いすぎて、『あの人がいなければ…』とか、『なんであんなに性格悪いんだろう』とか、嫌いなのに嫌いな人のことばかり考えているのはもったいない!
自分のこと中心に考えてみよう!
理想の医療を思い描くのをやめた!
薬剤師になろう!と、医療ドラマを見ながら夢見ていたあの頃(笑)
患者さんにありえない文句を言われ、医者はいらん薬ばかり処方して、本当の医療とは?日々を考える現実世界。
薬剤師的には、正しく薬を使い、正しく服用してもらうのが理想なんでしょうが、そんなこと知ったこっちゃない。
その患者さんに合わせた対応というか、正論ばかり言っていても仕方ないことも多いので、ある程度割り切るようになりました。
もちろん、薬剤師として、ありえない処方には疑義しますし、できるだけきちんと飲んでもらうような指導は心がけていますけどね。
患者さんから『ありがとう』なんて言われたらラッキーくらいに思っておこう!
週末の買い出しをやめた!
話変わって家事の話。
出産して、仕事復帰すると、本当に忙しいですよね。
週末は休みたいけど、普段仕事帰りに子供連れて買い物行くのも大変。
だから、『週末に買い出しして、作り置きなんかしちゃう?』なんて思っていた時期もありました。
でも、家族で買い出しに行くと、それはそれで疲れるし、買いすぎちゃうし、もう大変!
休みなのに、遊びに行く元気もなく、なんかノルマに追われて終わってしまう…みたいな。
休みは休みとして使いたいよね〜
これは、生協の宅配を使うことによって本当に楽になりました。
以前はマークシートの記入が面倒だったりしていたのですが、今はスマホでデジタルカタログ見ながら注文できるので、子供を寝かしつけながらとか、仕事の休憩中にやるのも可能。
金額も確認できるので、予算を決めておけば安心。
商品ごとに口コミが見れるので、口コミを見て注文の参考にしても。
『お気に入りのスーパーがある』なんて人も、たとえば水モノ、米、お菓子類など重いものや決まったものだけ注文して、肉や魚はいつもの店で買ってもOK。
全てを買い出しに行くのと、ベースを揃えておいて、必要なものだけ買いに行くのは、疲労度が全然違います。
ネット注文だと、1週間の献立を決めて買いやすいし、生協はメインメニューに使える『焼くだけ』『炒めるだけ』のような冷凍食材も多いので、ストックしておくと心の余裕につながります。
あとは便利家電にもとっても助けられていますが、こちらはまた別の記事で書きますね。
薬剤師の資格は上手く使えばとても役立つ!
知らず知らずのうちにとらわれている、『こうでなければいけない』。
たとえ1%でも可能性があるなら、そのパターンについて考えてみると、人生が大きく変わることがあります。
日本で生活していたら、海外で暮らすことなんて考えもしないけど、『もし海外で生活することになったら?』について、ちょっと考えてみると面白くないですか?
『言葉が通じないし…』『薬剤師の資格使えないし…』なんてネガティブな意見も出てくるけど、『新しい暮らしも楽しそう』『もしかしたら広ーい家に住めるかも?』『英語が自然と身についちゃうかも!』など、考えもしなかったイメージが膨らむかもしれません。
色々なパターンを考えることで、自分の中の絶対に譲れない部分も見えてきます。
『子供に薬剤師という職業を勧めるか?』と聞かれたら悩むけど、たいした能力がなくても時給2000〜3000円台もらえ、転職も簡単にでき、ローンも組みやすい。
スーパーのレジ打ちの3倍近くの時給があるということは、働く時間がそれだけ短くてもいいということ。
引っ越しても仕事は見つけやすいし、使いようによっては恵まれた職業です。
不満があるということは、もっと生活を楽しくできるチャンス!
今まで考えもしなかったことについて、たくさん妄想してみてください(笑)
絶対、今より良いものになりますよ!
\ 転職は人生を楽しくするチャンス!/