ママ薬剤師のあなた、ズバリ勉強ってしてますか?
『したくてもできないよ〜』ですかね?
わかります!私も産後1年で復帰しましたが、産後数年全く勉強していませんでした。
仕事行くだけでも十分頑張っていますもんね。
なので、今回はピンポイントに投薬にすぐに役立つ1冊のご紹介です。
ママ薬剤師が明日から役立つ本!
時間のないママ薬剤師であれば、深い知識として学ぶものより、すぐに実践的に役立つ本の方が嬉しいですよね?
『昨日本で読んだことが、今日の投薬で役立った!』
そんな、効果をすぐに実感できる本がいいですよね。
実践で活用できると、患者さんに伝えることにより、自分の記憶にも定着します。
そこで、おすすめの1冊!
この本は、同効薬について100パターンの使い分けを解説しています。
例えば…
- ラシックスvsフルイトラン
- エフィエントvsプラビックス
- バルトレックスvsゾビラックス
- ビビアントvsエビスタ
比較としては、このような感じ。
『それくらい簡単!』というものから、『患者さんに深く突っ込まれたら答えられないぞ…』というものまで、幅広く掲載。
このようなパターンが100種類掲載されているので、どんな診療科でも役立つ内容です。
特にどんな人におすすめ?
私は、以前は個人病院の門前薬局で働いていたこともあり、正直あまり勉強していなくてもどうにかなっていました。
ですが、ここ数年勤務しているのは、面対応の薬局。
とにかく処方が幅広くて、古い知識だけでは全然追いつきません。
患者層は高齢者が多く、処方内容もほぼDoが多いので、全ての薬について一から説明することは少ないです。
でも血圧の薬、痛み止めなど、ちょっとした変更はよくあります。
そんなとき、投薬時によく質問されるのが、『前の薬とどう違うの?』
全ての薬の説明をすることは少なくても、高齢者によくある薬の変更について、ピンポイントで説明することが多いんですよね。
患者さんも、全ての薬のことはよくわかっていなくても、『なんか薬変えるって言ってたな…』というのは覚えています。
でも診察時、医師から詳しい話を聞いていることは少ないので、その疑問を薬剤師にぶつけてくるんですよね。
薬剤師歴が長くなり、たくさんの薬のことは知っているつもりでも、どんどん出てくる新薬。
『今までの薬と同じ系統みたいだけど、何が違うんだろ?』
こんな疑問を持つことは、私たちも多いですよね。
同効薬を比較しながら覚えていくことは、知識も倍増しますし、忙しいママ薬剤師には効率の良い方法と言えます。
この本は、こんな人におすすめ!
- 効率よく勉強したいママ薬剤師
- 薬が変わった患者さんに、うまく説明できない人
- すぐに実践で役立つ知識が欲しい人
- 幅広い知識が必要な、総合病院門前、面対応薬局の薬剤師
さらにOTCにも対応するドラッグストアの薬剤師には?
同じシリーズでOTC向けの本もあります。
OTCって、薬剤師的にはちょっとナメて考えている部分ってあると思います。
確かに、医療用医薬品に比べてリスクが少ない薬は多いですが、医師にお任せの処方薬に比べて、患者さんが自分で選ぶ分、薬剤師や登販に素朴な疑問をぶつけてくることも多いです。
OTCはメーカー側の売れるための戦略があったり、一つの商品にたくさんの成分が含まれていたり、OTC特有の難しさもあるんですよね。
『CMで見たから良さそうだと思って』『こっちの方がたくさん入っているからよく効くんでしょ』
そんな理由で安易に選ぶお客さんは多いですが、せっかく質問してきてくれるお客さんに対して、最善の商品を選んであげたいもの。
コロナの自宅療養も増え、OTCで対処するという人も以前より増えていますし、医療用と同成分の薬も増えました。
OTCでは医療用では見慣れない、『何コレ?』という成分も多いですので、医療用とは別に勉強が必要になりますね。
以上、忙しいママ薬剤師でも、効率よく活用できる本のご紹介でした。
今は仕事をしていないけど、復帰に備えてアンテナだけは張っておきたいというママ薬剤師には、こちらもおすすめ。
▼赤ちゃんを抱っこしながらでも、気楽に読めるシリーズ